あなたは、映画を見終わった後、だれかと、感想を言いながら、そこから妄想を広げて、あーだ、こーだ言いたくなりませんか?
男性同士の恋愛映画は、日本でもここ数年メジャーになってきました。
なのに、女性同士の恋愛映画は、なんだか、少ない気がする・・・。
もっと観たい! もっと語り合いたい!
というわけで、今回は、私の独断と偏見で選ぶ、おすすめの「L」的な映画をご紹介します。
今回の映画「キャロル」(2016)
https://amzn.to/3WAWtfs評価:4.8(満点は★5)
恋がしたくなる度 :4.0 ★★★★☆
乙女心をくすぐる度:5.0 ★★★★★
結末納得度 :5.0 ★★★★★
おすすめしたい人(下記3つにあてはまる人)
☑ちょっとだけ背伸びした恋をしたい人
☑フェム女性の低音の声に色気を感じてしまう人
☑土曜の夜と、日曜のあなたがいつも欲しい人(「恋に落ちて」、より)
【ネタバレなし】あらすじ
ストーリー
ジャーナリストになる夢を抱き、ニューヨークへ出てきたテレーズは臨時アルバイトをしているデパートの玩具売り場で、娘へのクリスマスプレゼントとして人形を探すキャロルと出会う。美しくもミステリアスな雰囲気をもつキャロルに心を奪われたテレーズは彼女と連絡を取り合うようになり、ある日、キャロルから車での小旅行に誘われる。
ムービーウォーカープレス より
【ネタバレ可能性あり】もしも、私が、〇〇なら・・・
ハラハラ&ドキドキなシーン
タイトルにも書きました、みどころは、キャロルによる、「あごクイ」。
もしも、私が、テレーズなら・・・
キャロル(ケイト・ブランシェットさん)が、もう、この世の言葉では表現できないくらい、美しいです。
こんなに美しい人が、職場にお客さんとして来店したら、もうね、目を見られませんよ。チラチラ、盗み見すると思います。私の場合は、とうてい、恋に落ちることはできません。
ま、それは、外見の話。
内面は・・・、私からすると・・・、ちょっと、ずるい。
この映画のキャロルの存在は、この時代のアメリカの時代背景とか、女性の立場や、そういう教養が足りない私では、はかりしれない「何か」があるのだと思うのです。
だから、「ずるい女(ヒト)」の一言で片付けてはいけないのですが、キャロルがはっきりしてくれないと、テレーズとしては、身動きがとれない。
わたしが、テレーズなら・・・、だめだ、やっぱり動けない!
もしも、私が、キャロルなら・・・
ルイーズ(ルーニー・マーラさん)は、なんだか、不思議な雰囲気。
キャロルのこと好きっぽいけど、なんだろう、遠慮しているのかしら?
年下で、かわいいけど、つかみどころのない女性、そんな印象です。
私がキャロルなら・・・、離婚します。ルイーズと、付き合うとか、一緒になるとか、そういうことは置いといて、とにかく離婚します。全力で親権を取りに行きます。取れなければ、それは、その時考える。
今、ルイーズと一緒になっても、多分幸せにはなれない予感。それぞれが、しっかりと生きていったときに、支えられる、なんて思いました。
【まとめ】
わたしは、この映画の結末に・・・、納得です。好きすぎて、映画館に3回観に行きました。
「ヒトという字は・・・」という、一人ひとりが自立して、支え合って・・・、と、金八先生的な感想になってしまいましたが、生きていく困難から逃げるための恋愛は、長い目でみたら、楽しくないんじゃないかな、と思うのです。
わかりやすいハッピーエンドの映画が大好きですが、この映画ははっきりとはしていない。
最後は、観客に想像させるラストです。
わたしが想像するエンディングは・・・、このふたりは、いい友達になるに違いない。