あなたは、映画を見終わった後、だれかと、感想を言いながら、そこから妄想を広げて、あーだ、こーだ言いたくなりませんか?
男性同士の恋愛映画は、日本でもここ数年メジャーになってきました。
なのに、女性同士の恋愛映画は、なんだか、少ない気がする・・・。
もっと観たい! もっと語り合いたい!
というわけで、今回は、私の独断と偏見で選ぶ、おすすめの「L」的な映画をご紹介します。
今回の映画「TAR/ター」(2022)
評価:3.0(満点は★5)
恋がしたくなる度 :4.0 ★★☆☆☆
乙女心をくすぐる度:5.0 ★★★☆☆
結末納得度 :5.0 ★★★☆☆
おすすめしたい人(下記3つにあてはまる人)
☑「キャロル」でケイト・ブランシェットさんに沼った人
☑クラシック音楽が好きな人
☑年をとっても一緒にいられるパートナーを探したい人
【ネタバレなし】あらすじ
ストーリー
世界最高峰のオーケストラの一つであるドイツのベルリン・フィルで、女性として初めて首席指揮者に任命されたリディア・ター。彼女は天才的な能力とそれを上回る努力、類稀なるプロデュース力で、自身を輝けるブランドとして作り上げることに成功。現代音楽界を牽引する圧倒的カリスマとして君臨するが、マーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんな時、かつてターが指導した若手指揮者の死をきっかけに、彼女の完璧な世界は少しずつ崩れ始める―。
Amazonプライム・ビデオ 作品紹介より
【ネタバレ可能性あり】もしも、私が、〇〇なら・・・
ハラハラ&ドキドキなシーン
恋愛シーンが少なめなので、ドキドキシーンも少なめでしたが、ターが衣装のサイジングをしているところはかっこいいなあ・・・、とため息をつきました。
もしも、私が、ターなら・・・
ター(ケイト・ブランシェットさん)が、かっこいい。
キャリアのためには容赦なく他人を切り捨てていく感じや、若いかわい子ちゃんにデレデレしてる感じ、など人として魅力が下がりそうな要素があるのに、この女優さんの魅力ですべてが「いい女」に見えてしまいました。
わたしは、ターのような芸術の才能が全く無いので、「もしも、わたしが、ターだったら・・・」が想像できない・・・www。
しかし!
パワハラやセクハラはよろしくない、とは思うのだけれど、ターのような権力を持っている人を利用としようとする人もいるのも事実だと思います。
そういう意味では、かわい子ちゃんが近づいてきたとき、「私のことが好きなのか?それとも、利用しようとしているだけなのか?」と、疑いたくなる権力を持った人は、大変だなぁ・・・とも思いました。
【まとめ】
わたしは、この映画は、「恋愛」が主軸ではないところが、気に入っています。
「女性同士の恋愛だから、人には言えない」、「結婚できない」とか、LGBTQ映画における、もっとも大きい障壁の一つだと思います。ですが、その障壁がこの映画にはない。
あたりまえに女性のパートナーがいて、パートナーとの子どもがいて、パートナー以外の女性にも目移りして。
ターが女性でも男性でも成立する映画かな、と思います。
LGBTQが特別ではない世の中に、いつか日本も変わっていくのでしょうか・・・